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藤井風
日本版“グラミー賞”を目指して開催された国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』(以下、MAJ)。5月22日に京都で行われた第1回の授賞式は、NHKで生中継され、YouTubeでも全世界に向けて生配信された。
突然、天国に旅立った藤井風の“恩人”
「授賞式のステージでは、宇多田ヒカルさんやMrs. GREEN APPLEに続いて、藤井風さんも楽曲を披露しました。2022年3月に発売した『LOVE ALL SERVE ALL』に収録された曲の『きらり』や『旅路』は、オリコン週間ストリーミングランキングで累積再生数1億回を突破するほどの人気を誇ります」(音楽業界関係者、以下同)
2021年から3回の紅白に出場経験もある藤井風。MAJでは、主要6部門のひとつである『最優秀アルバム賞』を受賞した。
そんな彼の音楽人生は3歳から始まった。
「お父さんからのすすめで、3歳からピアノをはじめました。12歳になると、岡山の自宅で撮影したアーティストのカバー曲をYouTubeにアップ。これが、現在の個人チャンネル『Fujii Kaze』のルーツといえるでしょう」
古今東西の名曲を幅広くカバーして、その動画をYouTubeにアップしていた藤井。
「このYouTube動画が話題になり、さらに音楽業界でも注目が集まったことで、デビューが決まりました。自宅での“宅録”から、今や海外にまで進出するようになった藤井さんですが、ここまでのブレイクを後押ししたのは、ある“恩人”がいたからなんです」
その恩人とは、Googleに社員として在籍していた佐々木舞さんという女性。